通信代はそれ程には下がらない可能性が濃厚です。

4月 10th, 2016 by admin

auをはじめとして端末料金が値上がりした分、通信料金が値下がりしたらOKとなります。しかし、現在の高性能スマホ、とりわけiPhoneは1台10万円といった価格に到達しているのです。実質0円が規制されて例えば割引の上限が5万円となった場合、5万円の負担増となります。24ヶ月使うと仮定すると、1ヶ月あたり約2,083円の負担増となるのです。2,100円も通信料金が値下がりしてようやくトントンとなる計算となります。現在、各キャリアで2GBのネット通信の価格は3,500円(税抜)となっています。これが1,500円に値下がりしてようやく国民の多数派が損しないことになります。しかし、そこまでの値下げは到底考えられません。携帯電話のキャリアが端末割引やキャッシュバックをしなくて済むことになるだけ、焼け太りする可能性が濃厚なのです。当然ながら携帯電話会社は規制産業で膨大な設備投資がかかることから新規参入のハードルが高いです。MVNOが普及しはじめつつあるとはいえ、回線品質は大手キャリアと比較すると雲泥の差であり、お昼時間や通勤電車の車内、夜にも高速通信を快適に行いたい人にとっては、MVNOとの契約はハードルが高いのです。したがって、どんなに3大キャリアの価格が高くても、使わざるを得ない状況です。これまでは端末代が安く買えるから我慢できましたが、今後は端末代が高くなり、通信代はそれ程には下がらない可能性が濃厚です。

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