容量が異なるSDメモリーカード規格

3月 6th, 2017 by admin

SDメモリーカードは保存可能なデータの容量によって規格が異なっています。2GBまでの容量のものは無印の「SD」「microSD」となり、容量が4GB~32GBのものは「SDHC」「microSDHC」、32GB以上のものを「SDXC」「microSDXC」と呼び、パッケージなどに表記されています。SD→SDHC→SDXCと容量が大きくなるほど、データ転送速度は高速になっていきます。機器によって使用できるSDメモリーカード規格が異なり、SDXCカード対応機器はSDHCカードとSDカードに対応し、SDHCカード対応機器はSDカードに対応するという、いわゆる「上位互換性」を持っている点も注目すべきです。おそらく一番分かりにくいのはデータ転送速度の規格だろう。ここまでで紹介してきたすべてのSDメモリーカードには「スピードクラス」が定められていて、データ転送速度による性能差が明確になっているのです。スピードクラスには「SDスピードクラス」と「UHSスピードクラス」の2種類があります。当初、SDメモリーカード全般に対してSDスピードクラスが設定され、クラス2/4/6/10の4クラスが設けられました。クラス2は2MB/秒、というように各クラスの数字が転送速度(MB/秒)を示しているのです。なお、各クラスの転送速度は、連続データ書き込みにおける“最低速度”を保障したもので、クラス10だからと言って10MB/秒の転送速度、ということではありません。このため、SDメモリーカードのパッケージには「リード50MB/秒、ライト30MB/秒」と表記されていることも多いのです。

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