カメラの性能に関連する「F値」を解説

8月 25th, 2023 by admin

“スマホカメラのスペックを調べる際に、画素数や解像度に目がいきがちです。しかしカメラの性能は画素数や解像度だけではありません。ここではカメラの性能に関連する「F値」についてまとめてみましょう。
【カメラ性能に関与する「F値」とは?】
F値とは「絞り値」とも呼ばれていて、カメラレンズの明るさを表す数値のことで、F値は明るさを調整して背景をぼかす機能です。絞りを開くとF値は小さくなり、より多くの光を取り込むことができます。光を多く取り込むということは、暗い場所での撮影に強いということです。またF値が小さいとシャッター速度を速くすることができるので、手ブレがしにくいというメリットがあります。
【F値の表記とは?】
ほとんどのレンズの商品名には「F/2.8」のような表記が含まれています。この数値は、絞り解放時のF値を示しています。またズームレンズにおいてはF/3.5-5.8のような表記があるものもあります。これは倍率を変更すると、F値の下限も変わるという意味です。
F値が低いレンズを選んだ方が綺麗な写真を撮影できますが、スマホカメラのスペック表にはF値が掲載されていないモデルがほとんどです。ここではiPhoneシリーズのF値をまとめてみましょう。
・iPhone11
広角カメラ:F値1.8
超広角カメラ:F値2.4
・iPhone12
広角カメラ:F値1.6
超広角カメラ:F値2.4
・iPhone13
広角カメラ:F値1.5
超広角カメラ:F値1.8
F値が2.0前後のスマホカメラが多いので、iPhoneのF値はかなり低いことが分かります。
【なぜiPhoneはF値を変更しないでボケた写真を撮影できるの?】
一眼レフカメラではF値を変更することで、背景がボケた写真を撮影できます。ではiPhoneではどのように背景をぼかして写真を撮影するのでしょうか?
iPhoneでボケた写真を撮影するためには「ポートレートモード」を使用しましょう。ポートレートモードではF値を調整してボケのある写真を撮影することができます。やり方は以下の通りです。
1、純正のカメラアプリを起動する
2、[ビデオ][写真][ポートレート]と並んでいるので、[ポートレート]を選択する
3、ポートレートモードではF値を自由に設定できる
4、[ポートレート]を選択した右上にある[f]のボタンをタップする
5、下の方にF値を設定するバーが出てくるので、選択する
6、F値を左側にスワイプするとボケがつよくなり、右にスワイプするとF値が大きくなりボケが少なくなります。
7、F値を決めたらシャッターボタンを押す”

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