子ども用スマホのメリット・デメリット
“今では、2万円以内で「子ども用のスマートフォン」を購入できる時代になりました。スマートフォンのオンラインショップによっては、実質0円キャンペーンを開催しているケースもあるため子ども用のスマートフォンユーザーも増えているのですが、子ども用のスマートフォンにはメリットだけでなく、デメリットもあるので注意してください。
今回は、そんな子ども用のスマートフォンのメリット・デメリットの詳細について案内していきます。
まず、子ども用のスマートフォンのメリットですが、「子どもの好奇心を刺激してくれるアイテム」になるため、社会勉強もかねて子どもに子ども用のスマートフォンをあたえる親が増えてきました。アプリの中には、子ども用の教育によいとされるパズル、漢字テストなどもふくまれるため、ソーシャルゲームのようなアプリしかない・・・わけではありません。
また、幼児期から子ども用のスマートフォンに慣れさせておくと、今の時代ではよく目にするようになった「ネットリテラシー」などを学べます。子どもは幼い時ほど好奇心旺盛なため、気になったことをすぐにインターネットサイトで調べるなど、「自分から進んで学習する意欲も生まれる」ため、こちらのメリットも意識して子どもに子ども用のスマートフォンをあたえる親もいるのです。
子どもの学習に子ども用のスマートフォンはよいと案内しましたが、具体的には、「ストリートビューで行ってみたい場所を確認する、知育アプリで勉強習慣を身につける、ビデオ通話で離れたところにいる家族や他人とコミュニケーションを取れる」などのメリットが発生します。しかも今の時代は新型コロナウィルスの影響もあり、相手の家にマスクなしであがるといった行動が難しく、昔のように大勢でイベントを開催する、バーベキューなどを楽しむ・・・行為が難しくなりました。
しかし子ども用のスマートフォンをもっている子どもであれば、気軽にSNS、LINEなどのメッセージアプリを使って連絡を取ることができるため、「友達を作る習慣」を早い段階で学ぶことができるのです。
ここまで子ども用のスマートフォンのメリットを案内してきましたが、子ども用のスマートフォンにはメリット以上のデメリットもあるので、安直に子どもに子ども用のスマートフォンをもたせるのはよくありません。
デメリットとしては、「学力低下、視力低下、姿勢や態度が悪くなる」などがあげられます。
実際に子どもに子ども用のスマートフォンをあたえると、友達と付き合うために子ども用のスマートフォンを使うよりも、ゲームなどの遊び、SNSなどを通じて人間関係を作る傾向にあるので注意してください。つまり、「オンラインを通じて他人とつながることが多い」問題が、子ども用のスマートフォンにはデメリットとしてあるのです。
ほかにも、よく知らない大人と仲良くなったことで、親が見ていないところで子どもが知らない大人と遊ぶことが増えます。
よい人間関係を育めればよいのですが、実際は「人間関係でトラブルが発生する」ケースのほうが多いとされているので、子どもの行動を監視・制限できないタイプの子ども用のスマートフォンはあたえないほうがよいでしょう。具体的には、ゲーミングスマホと呼ばれるモデルは子どもにあたえないほうがよいとされています。
ゲーミングスマホはゲームを遊ぶために開発されたスマートフォンで、子どもの行動を監視・制限することに向いていないとされており、しかも、子どもが過剰にゲームを遊ぶようになる「ゲーム中毒者になる」リスクまであるのです。”