“「グーグルグラス」の大失敗を乗り越える、スナップチャットの挑戦 “

10月 14th, 2016 by admin

9月24日、スナップチャットは会社名を「スナップ」に改称すると発表し、それと同時に動画撮影ができる小型カメラ内蔵のサングラス「スペクタクルズ」を発表しました。スペクタクルズは最大30秒の動画が撮影可能で、「スナップ」のアプリに直接アップロードできるようになっています。スペクタクルズはいわゆる「ウェアラブルカメラ」というカテゴリに属する製品になります。ここで多くの人の心に浮かぶのは「グーグルグラス」でしょう。グーグルはかつてこの製品が「人々の暮らしに革命をもたらす」と宣伝しましたが、大失敗に終わりました。グーグルグラスというプロダクトは眼鏡にスマホの機能を持たせる実験的製品でした。グーグルグラスを着けたユーザーは常に視界の中のスクリーンを意識しているため、会話はぎこちなく、脇見運転のような安全上の懸念も浮上させました。ユーザーが町中で突然、「OKグラス。ビデオを撮影して」などという呪文を唱える姿は『グラスをつけた阿呆』などと呼ばれ、世間の嘲笑を浴びることにもなったのでした。グーグルグラスが成功しなかった最大の理由が「間抜けに見える」という事でしょう。それに対し、スペクタクルズはずいぶんお洒落に見えます。グーグルグラスがなるべく目立たない外見を意識したのとは正反対に、スペクタクルズは大きく、派手で、人々が気づかずにはいられません。主なターゲット層はミレニアル世代であり、彼らの親の世代よりも動画をシェアすることに熱心です。

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